2025年6月9日。前日(6/8)から2日間にわたって開催されたTokyo Prideのパレードで歩きました。今年は、アドバイザーを務めているトランスジェンダーの当事者団体「Tネット」の関係で、パレードの先頭フロート(それもほぼ先頭)を「Trans Rights are Human Rights(トランスジェンダーの権利は人権だ)」のパネルを持って歩きました。
今年は2日間で27万人の参加があり、パレードを歩いた人の人数だけでも15000人に上ったようです。
昨年と比較しての感想としては、増えすぎた企業ブースの「企業感」は少し減った印象。企業ブースのあいだでも、自社の取組として示すもの・共有するものがある企業と、なにもない企業のあいだの差異が顕著になったように思いました。プライドパレードとしてそれで良いのかという視点はあると思いますが、少なくともTokyo Pride のパレードとブースは、これまでLGBTの人権について深く考えてこなかった人たちでも、当事者とともに歩くことで「共にいる」を肌で感じる場所として機能しているように思います。
出店ブースのなかには、活動の仲間や知り合いも多くおり、個人的には年に1度のあいさつ回りのような日でもありました。とはいえ、そうして私が我が物顔で公園を歩き回る状況は、よくないとも思いました。いろいろ考えた2日間でしたが、Tokyo Prideのイベントは6月を通して複数展開されており、私は 6/22 のHuman Rights Conferenceにも登壇します。